2008年12月12日
任意整理という方法
取引履歴の開示および引き直し計算の結果、借金が残ってしまい場合
があります。
この場合に一番ポピュラーな手続きとして業者と交渉して分割弁済する
方法があります。面談の際にご記入頂いた月の収支表から返済可能な額が
残った借金総額を(36回払い)で割ってみた額を下回っていれば可能な
方法になります。
一部の業者を除き殆どは3年での分割弁済ならば応じてくれます。
ただ、一口に3年と言っても意外と長いものなので依頼人様には請求が
止まっている期間内に返済してると仮定して貯蓄することをお願いします。
そうすると実際に返済が開始した時点で、ある程度の原資が溜まっていることになり3年よりも短い期間で完済することができ普通の生活を取り戻すこと
が可能となり、ひいては依頼人様のためにもっまた、なるからです。
(任意整理のメリット)
あくまで任意の交渉なので柔軟な対応が可能であり、また、将来の利息は
カットが出来ます。
(任意整理のデメリット)
これはどの手続きを取っても同様なのですが、信用情報機関に債務整理した 旨の登録がなされるので5~7年間は借入れやローンを組むことが出来なく
なります。
2008年12月11日
受任後の流れ。
③受任通知の発送
依頼をお受けした場合、基本的にその日にハサミを入れたカードとともに
受任通知を発送します。これで業者は直接、依頼人様に連絡をするのが禁止
されます。まれに担当部署に届く前に連絡が入る事もありますが、その際は
「司法書士の○○に委任しました。」とおっしゃって頂ければそれ以上は、
連絡が入ることはありません。しつこいようでしたら当事務所まで御連絡
下さい。
④取引履歴の開示
大手の業者は、およそ2~3週間で取引履歴を開示してきます。
消費者金融・銀行系は早いのですが、信販会社は1月以上かかります。
⑤引き直し計算
利息制限法(15~20%)に専用ソフトで引き直し計算して正確な借金の
額を確定します。
ただ、ショッピングの場合や一部の業者は利息制限法以下で貸付してる場合
もあり借金があまり減らない場合もありますし払い過ぎの場合もあります。
⑥方針決定
上記⑤で確定した額を依頼人様にご来所頂きまして方針の決定を致します。
各手続きにつきましては明日以降、ご説明したいと思います。
2008年12月10日
受任までの流れ。
昨日の債務整理に関する一連の流れは、あまりにも大雑把でしたので受任まで流れと受任後を2回に分けて細く説明を書かせて頂きます。まずは、受任までの流れをご説明致します。
①電話等による予約
電話での場合、大雑把に借金の総額・業者数・各取引期間等をお伺いします。
正確に把握してなくても問題はありませんので、あまり 難しくお考えにならないで下さい。
メールでのご相談の場合も同様になります。
その後、依頼人様のご都合のいい日を決定して来所して頂きます。
時間外・土日・祝日でも対応致しますので、遠慮なくご相談下さい。
その際には、カード・認印・振込み用紙等お手元にある一切の資料をお持ち下さい。
②面談
ご来所頂きましたら、まず相談者カード・債権者一覧表・月の収支表を
ご記入頂くことになります。これは依頼人様の現在の生活状況を把握する
ためのものになります。その後、質問や現状での見通し費用等のご説明を
致します。
当事務所では依頼人様との面談に1~2時間程度をかけてご不明な点や
不安な点を丁寧にご説明しております。
これでご納得頂ければ委任状に署名・押印を頂くことになります。
2008年12月09日
HP開設のお知らせ
この度は、当事務所の債務整理・裁判HPをご覧頂きありがとうございます。最近の不況も手伝い当事務所でも多数の債務整理に関するお問い合わせを頂いております。ここでは債務整理に関する正しい基礎知識や当事務所の経験事例等をご紹介することで、皆様のお役に立つ情報などを発信しつつ借金問題の解決のお手伝いが出来れば幸いです。まずは、どの手続き(任意整理・個人民事再生・破産)を選択するかに係らず共通した流れをご説明させて頂きます。
電話等による面談の予約
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面談にて借金の額・取引期間・業者数・費用等のご説明を致します。
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ご納得頂けましたら、委任状等を頂きます。
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当事務所から受任通知を各業者に郵送。
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業者により期間のばらつきはありますが、今までの取引の明細の開示。
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専用ソフトでの引き直し計算(利息制限法)
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借金の額が確定した時点で、依頼人様と二度目の面談にて方針決定
おおまかながら以上の様な手続きになります。